わさびオイル計画・越冬の記録
去年の秋、実家の庭に生えていたわさびを、裏山の沢へ移植しました。


庭のわさびたちは、紅葉の木の下でひっそりと広がっていて、
沢が流れていないのに、去年移植したあとも増えていました。
水が途切れても生き残った、強い株たち。
その生命力が、裏山の沢で本来の姿を取り戻しつつあります。
山水が堰堤から流れ落ちる、半日陰の静かな場所。

もし庭のわさびが本当に沢わさびなら、 越冬が成功した春には、白い十字の花が咲くはず——。
そんな期待を胸に、冬のあいだずっと待っていました。
雪が解けたころ、母から 「葉っぱがたくさん増えていたよ」と朗報が届きました。
そしてゴールデンウィーク最終日の今日、 実家の沢へ様子を見に行ってきました。
白い十字の花が咲き、 葉はつややかに広がり、 茎はしっかりと太く、 この場所が気に入ったように元気いっぱいでした。



葉は厚く、色は深く、 花は小さくてかわいらしい。 庭にいた頃よりも、ずっとのびのびしています。



★ 葉の形や質感、花の咲き方を見ても、これは沢わさび(本わさび)で間違いないと感じています。 庭で生き残った強い株が、本来の環境に戻っていくようでした。
今年は根を掘らずに、 葉と花だけ少し分けてもらって、 また静かに育てていこうと思います。
わさびオイルを作る日は、もう少し先の楽しみに。
沢の水と、山の空気と、 この土地の微生物たちが育ててくれる味。
ゆっくり、ゆっくり、育っていくのを見守ります。



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