先日、菜園の隣の区画の奥様から「三太郎(さんたろう)」という品種の大根をいただきました。

三太郎大根は、春にも種をまける短めサイズのミニ大根。肉質がギュッと詰まっていて煮崩れしにくく、味もしっかり染みるのでお料理にぴったりです。しかも大きくなりすぎないので、丸ごと冷蔵庫にもすっと収まる優秀な大根なんです。
秋田ではまだ肌寒い日もあったころでしたので、この三太郎を使って、心も体も温まる「ふろふき大根」を作ってみました。

味を染み込ませる「大根の下ごしらえ」のコツ
まずは大根の準備から。ここが丁寧な味の決め手になります。
- 皮を厚めにむく(3〜5mm目安。筋っぽさを残さないため)
- 3〜4cmの厚さに輪切りにする
- 角を落として「面取り」をする
- 味を染み込みやすくするため、中心に浅く十字の切り込みを入れる
苦味とえぐみを抜く「大根の下ゆで」方法
次に、大根の苦味やえぐみをしっかり抜いていきます。
- 鍋に大根を入れ、米のとぎ汁(またはお米をひとつまみ)を加えます。
- 弱火で20〜30分、竹串がスッと通るまで下ゆでします。
- ※下ゆでが終わったら、大根を軽く水で流してぬめりを取っておきます。
プロの味!ふろふき大根に合う「だしの黄金比」

ここからがいよいよ、ふろふき大根の“お風呂(ベース)”の部分です。大根が喜ぶお出汁の黄金比はこちら。
- 水:400ml
- だしパック:1袋(または昆布+かつお節)
- 酒:大さじ1
- みりん:小さじ1
- 塩:ひとつまみ
- 薄口しょうゆ:数滴(色をつけすぎないように)
お鍋に下ゆでした大根とお出汁を入れ、弱火でコトコトと30〜40分煮込みます。大根が優しく透き通ってきたら完璧な仕上がりです。
塩みかんで爽やかに!「ふろふき大根の味噌だれ」作り方
続いて、ふろふき大根の“吹き(仕上げ)”の部分、特製の味噌だれを作ります。今回は、友人から愛媛のお土産でもらったミヤモトオレンジガーデンの「塩みかん(青みかん)」を使って、柑橘がふわっと香るタレに仕上げました。

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この塩みかんは、愛媛県八幡浜産の青みかんを塩漬け・熟成させて作られた新しい調味料だそうです。キリッとした爽やかな酸味と香りが、お料理の味をキュッと引き締めてくれます。
【基本の味噌だれレシピ】
- 味噌:大さじ2(今回は無添加の赤みそを使用。生みそならではの香りが立ちます)
- 砂糖:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
- だし汁:大さじ1
- 塩みかん:小さじ1/5弱
※塩みかんは入れすぎると香りが勝つので、カニフォークの先で“ちょん”とすくって入れるくらいがちょうどいい塩梅です。(※塩みかんがない場合は、ゆずの皮やレモン汁を少し削って入れても美味しく仕上がりますよ)

材料をすべて鍋に入れ、弱火でとろっとするまでじっくり混ぜ合わせます。
塩みかんを常備しておくと、ゆずが出回らない季節でも、手軽にかんきつ風味の風呂吹き大根が楽しめるので本当におすすめです。春には「さしびろ(あさつき)」の酢味噌和えにも塩みかんを入れてみたら、とてもおいしかったです。

“どっぱり味噌”!お風呂のような盛り付け
大根の片側にだけトロっと味噌をかけると上品で見栄えが良いのかもしれませんが、この塩みかん入りの味噌だれが美味しすぎて、結局どっぷりつかるくらい大量にかけてしまいました(笑)。

お皿の上で、まるで大根が気持ちよさそうにお風呂に入っているかのよう。
でも、これこそ「風呂吹き大根」ですから、何の問題もありませんよね。
アレンジ:夏のそうめんつゆにも合う塩みかんの魅力
この爽やかな塩みかん、夏場のそうめんのつゆにほんの少し隠し味として入れてみるのも絶対に良さそうです。
初夏の台所は、こういうさわやかな香りの変化を実験気分で試すのが本当に楽しいですね。



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